社会福祉法人のメリット|社会福祉法人の設立
社会福祉法人は、高齢化社会にともなってだんだんと認知されるようになりました。
『社会福祉法人設立のメリット』という検索をすると、様々なメリットがでてきます。
他のサイトさんでも紹介されている内容も多いですが、少し踏み込んだ部分を含めて、今一度このページでも社会福祉法人のメリットについてご説明したいと思います。
まず先に、具体的なメリットについて列挙します。
1)税が優遇される
こちらは、社会福祉法人と税金というページで説明していますので、詳細はそちらをご確認頂きたいと思いますが、簡単に言えば、営利目的ではない事業の収入には税金がかかりません。逆に言えば、営利目的で行った事業の部門には税金はかかります。
このような税金は、実際に自ら事業を始めてみないと実感できませんが、本当に馬鹿にできません。
特に儲かっていない時はいいのですが、ある程度お金が入ってきて『小金持ち』くらいになってくると、税金の重さが身に沁みます。税の優遇は、社会福祉法人を運営するにあたって、第一のメリットです。
2)助成金・補助金がうけられる
社会福祉法人は、助成金や補助金でメリットがあると言われますが、これはどのような意味でしょうか。
助成金・補助金は、いわゆる国が一部お金を持ってくれるような制度です。
もちろん社会福祉法人ではなく、通常の株式会社や、広くは一般家庭にも適応されている制度です。
しかし、普通の助成金・補助金は、種類が多くないですし、金額の上限もシビアですので、申請の労力と見合わずに利用されない方も多いでしょう。
ですが、社会福祉法人は、公益な事業であるため、ここへの助成や補助は種類も多く、金額も大きいです。
例えば事業を行うために建てた施設のお金の半分を国からもらえたり、スタッフの研修・指導に使われる費用が補助されたりと、種類も豊富です。
このような助成や補助を使って、事業の基盤を作ったり、社会福祉法人の運営に必要な活動の資金を最低限で済ませることができるのがメリットになります。
3)レベルの高いスタッフを雇用できる
社会福祉法人が設立する施設や行う事業は、社会福祉法人ではなくても運営できます。
例えば、保育園や老人ホームなどです。
大変失礼ではありますが、どちらも、離職率が高い業種ではあります。
ですので、慢性的な人手不足となり、スタッフの質にはこだわっていられない状況も多いでしょう。
社会福祉法人であれば、突き抜けた利益は得られないものの、安定性と継続性は抜群です。
さらに、待遇や福利厚生がいいので、質のいいスタッフが雇用できます。
離職率も低い傾向があるので、雇用したスタッフをしっかりと育成することもできます。
一番大事な事前調査から、認可・設立まで
シンプルで分かりやすい料金です
事前調査 | ![]() |
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社会福祉法人設立 代行 | ![]() |
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とにかく丁寧に見落がないように
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心を込めて
業務サポート例
施設整備の協議
社会福祉法人の設立では、特に施設が重要です。元々ある施設を使うのか、新たに建設するのかによって、認可の方向や資金の準備なども異なってきます。ご自身の選びたい事業に合わせた施設であるかも含めて協議をしていきます。
当社担当が行政と相談
施設整備の協議と並行して会社の設立協議を行っていきます。基本的には各自治体の福祉課へ直接出向き、相談を重ねていきます。必要があれば私たちも同行し、事業者様と一緒に行政の担当者と打合せ、法人の設立作業を進めます。
社会福祉法人設立認可等協議書
社会福祉法人の設立をする時に初めに作る書類がほとんどの場合、社会福祉法人設立認可等協議書になります。理事や監事、土地、施設などの詳細をまとめた報告書を作成し、行政に提出し、それを元に審査や事業採択が検討されます。
社会福祉法人設立認可申請書
晴れて審査委員会での審査を通過し、事業も問題なく無事に採択された場合には、次のステップとして社会福祉法人設立認可申請書を作成します。社会福祉法人の設立は、事業の認可と法人設立認可がそれぞれあるので注意が必要です。
社会福祉法人設立や登記
ここまでくればあと一息です。当社で定款の作成など、設立に必要なサポートをいたします。※行政書士では登記はできかねます。登記に関してはご自身にて登記頂くか、当社と提携している会社をご紹介させて頂くことは可能です。
施設の運営体制や組織人事の整理
最後のステップとしては、事業の運営方針や体制の整備になります。こちらは設立後の社会福祉法人の運営を円滑にするため、また、健全な体制を作る基礎になります。法人の登記は許可から2週間以内、理事長の登記は選任から2週間以内に行います。
その他細かい個別の判断にも対応いたします。
ご自身での設立にご不安の方はご相談ください
事務所からのご挨拶
Office greeting
社会福祉法人の設立代行をご検討中の皆様へ
社会福祉法人の設立をご検討の皆様、初めまして。
弊社は東京を始め、埼玉や千葉、神奈川、群馬などの関東一円で社会福祉法人の設立を代行している行政書士事務所でございます。
この代行の仕事を始めてから、社会福祉法人は地域に根差した本気の社会貢献なのではないかと感じるようになりました。
もちろんボランティアやNPOなどの活動も大変に意義のあるものだと思います。
ですが、国や行政が行っている社会福祉をより一般の方々に利用しやすく、親しみやすいものにしているのが社会福祉法人ではないでしょうか。
福祉施設の運営や、サービスの提供には当然お金がかかります。加えて老人ホームや障害の方への施設では、その業務の責任はその他の企業とは負担の度合いが異なるでしょう。
社会福祉の業務は非営利の事業の他に、営利業務も行えます。円滑な運営体制を長く維持するには、一般企業と同じく経営をしなければなりません。
税の優遇や国からの補助などが受けやすいとは言え、経営の難しさは他の会社と変わりません。
だからこそ、地域の利用者のために福祉施設を維持することは本気の貢献だと思うのです。
そしてそのような誰かを幸せにできる組織の設立を代行することで、結果的に誰かの幸せの役に立てることが、とても嬉しいと感じております。
もちろん認可には様々なハードルがあり、時間もかかります。途中で断念せざるを得ないケースも多いです。
それでも、できる限り、事業者様の想いを形にできるような代行を行いたいと思います。
社会福祉法人の設立をお考えであれば、是非一度ご相談くださいませ。